集団面接、気をつけるべきことは?

個人面接ならまだしも、集団面接は何を話せば良いのか分からないし、個人面接とはまたルールが違って苦手だ、という転職者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。集団面接は、一人ひとりに割り当てられる時間が短く、さらにその少ない時間の中でアピールを行わなければなりません。アピールがうまくいかないと、面接官に印象的に思われず、集団面接をなかなか突破できない、ということにも。しかし、この集団面接どういったところに気をつけて臨んだら良いのでしょうか?

集団面接というものは、個人面接と違って面接官も一人一人の人柄や特徴をじっくりと見ることが出来ません。そのため、パッとみの印象が悪いと、通るものも通らなくなってしまいます。とくに、中途採用の集団面接は十中八九、職務経験者が集まるわけですからその全員が基本のビジネスマナーを身に着けているということになります。そんな集団の中で、一際印象的な存在になるためには第一印象が良くないとお話になりませんよね。身だしなみはきちんとしているか、明朗快活な話し方はできているのか。冷静に行動できているのか、という部分を今一度見つめなおしてみましょう。

次に、集団面接の通らない人の特徴として挙げられるのは、話をうまくまとめられないでつい長々と話してしまうということです。集団面接で与えられる回答時間と言うのは、長くとも1分程度。にも関わらず、うまく話の要点をまとまれらないでだらだらと話してしまう人は面接官からの印象も悪くなります。話を短くまとめるためには、まず結論から端的に話していくと言う練習をする必要があります。短い時間の中で、一番伝えたいことを伝えるためには、結論をはじめに言ってから、簡単な経緯を説明するのが効果的です。さらに、集団面接の際には自己紹介や自己PR、志望動機といった質問が必ずされるため、あらかじめに短い回答を考えておき、練習しておくことが重要です。

ついつい見落としがちですが、周りの状況や話を把握していないというのが集団面接が通らない大きな理由の一つとして挙げられます。他の人が回答している時間を、何を言おうと考える時間にしてしまってはいないでしょうか?そして、考えるあまり他の人の話を聞くのが疎かになっていませんか?中途採用の集団面接では、「○○さんの話しを聞いて、あなたの意見はありますか?」といったような質問がされる場合も。そんなときに話しを聞いていないと答えることができませんよね。そういった部分で、面接官からマイナスに取られてしまうこともあります。