転職、中小企業を視野に入れるメリット

大企業に転職をしてキャリアアップしたい、というのはよく聞く話。しかし、思うように転職が決まらなくて苦戦しているという転職希望者の方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?確かに、大企業に転職するというのは、ある意味求職者にとっては、憧れのようなものがありますよね。しかし、それは誰しもが思っていること。やはり、大企業に転職するというのは、狭き門なのです。今回は、そんな大企業に対する転職の話しではなく、中小企業の転職についてのメリットをお話していきたいと思います。

転職を成功させるためには、大企業の求人ばかりを見るのではなく、幅広く中小企業の求人も目を向けることが重要です。なぜなら、大企業に比べると中小企業の求人数というのは圧倒的に多いからです。誰もが知っているような有名な大企業の求人は、やはり求人数が中小企業に比べるとかなり少ないのです。転職活動を成功させるためには、選択肢というものは多い方が良いのも事実。そのため、様々な企業を候補に入れていくというのは重要です。

転職には求人数のほかに「採用確立」というものが大切になってきます。これは、企業に採用される度合いのことをさしています。中小企業はこの採用確立が高いと言われています。しかし、転職を成功させるなら大企業が良い、と思う方もいらっしゃるでしょう。だけれど、大企業は基本的にこれまでの学歴やキャリアを重視する傾向にあります。そして、大企業に応募してくる転職希望者も高学歴、高キャリアの人が総じて多いのです。そうして、その優秀な人材がさらにふるいにかけられるわけですから、やはり大企業の採用確立は高いとは言えないのです。

上記では、求人数と採用確立のメリットの話をしました。それでは、次は中小企業で働くことについてのメリットや魅力を見てみましょう。まず最初に挙げられるのが、会社に対して自分の影響力が大きいということです。大企業のように例えば1万人ほどの従業員がいるような場所では、1人の意見などそうそう通るものではありません。しかし、中小企業で50人の中の1人なら?30人の中の1人なら?必然的に影響力というのは大きくなりますよね。そのため、自分が仕事に関わっている、貢献しているのだ、という実感がわきやすいのもメリットと言えるでしょう。

さらに、中小企業は従業員が少ないということもあり、若くても責任のある役職に抜擢されることも。また、大企業の場合は業務が細分化されており、限られた仕事しかできないことも多いのですが、中小企業の場合は1人で様々な業務を請け負うこともあるので、多くの業務スキルを学ぶこともできるでしょう。